5 January 2015

東京より、新年のご挨拶


あけましておめでとうございます



昨年末、弟に聞かれました

「ゆりちゃん、何かで読んだんだけど、

アーティストって社会に何かしらの不満があるから、新しいものを作り出すんだって

ゆりちゃんもそうなの?」



まさにその通り!

私は物心ついた頃からファッションが大好きで、

特に、自分の手で作れるアクセサリーには夢中でした

JULICAを始めたのは、欲しいジュエリーがなかなか見つからないから

(特に ピアスの穴を開けていないイヤリング派の私にとって、

おしゃれでつけ心地のよいイヤリングを探すのは一苦労!)



私が欲しかったのは・・・


一目みただけで、胸がときめくデザイン

どこにでもあるデザインではなく、何か五感を刺激するようなデザイン

つけただけで、その日のコーディネートが一気にモードになるデザインのジュエリー


かつ


ハイ・ジュエリーと違って購入しやすい価格帯で、毎日違うデザインが楽しめるもの

1品1品ハンドメイドで丁寧に作られている、1点もの


それでいて


1日中身につけていても、身体がストレスが感じない空気のようなつけ心地のジュエリー!



そうして生まれたのがJULICAです





ジュエリーには、スパイスのように、洋服の雰囲気をガラッと変えるパワーがあります

自分自身のアイデンティティを、一瞬で代弁・表現してくれるもの

そして、身体に直接触れ、一日中一緒にいる存在

私にとっては、ソウルメイト!

だからこそ、身体を疲れさせる重さがなく

身につけることで、更に心も身体もハッピーになるジュエリーを

JULICAはコンセプトにしています





昨年末、パリにステイしていたとき、

自己紹介で"私はジュエリーデザイナーです"というと、

老若男女問わず、誰もが "すごい、ゆりかはアーティストなんだね!"と

目をキラキラさせて話を聞いてくれました

アートに敬意を払うフランス文化

パリでは毎日、自分の仕事をとても誇らしく感じることができました



デザイナー?アーティスト?自分がどちらかはよくわかりませんが

私は、JULICAを目にする人・身につける人に

何かしらのインパクト・刺激を感じてもらいたいと願っています

"つけ心地のよさ" という実用性と、「こんな美しさがあったの!」という驚き・感動




"圧倒的な美" ー 私の根底にあるワードです

私は "美"の力を信じています

圧倒的な美を目の前にしたときに、人が感じる衝撃

ガツンと、頭も身体も殴られるような衝撃


そして、"ユーモア"

「あは!」と、思わず笑ってしまうような面白さ

その日あった嫌なことを忘れてしまうパワーが、そこにはあります



屋久島の屋久杉や、サモトラケのニケのような、

人々をわあっと言わせる圧倒的な大きさは、ジュエリーにはありません

ダイヤモンドやルビーなどの貴石、ゴールドなどの貴金属を使わない

コスチューム・ジュエリーは、なおのこと

ですが、私は常に、"圧倒的な美"を根底に置いてコスチューム・ジュエリーを制作しています



そして、日本人たる美意識

"日本人は、繊細な感性を持っていて大好きだ!"と、フランス人によく言われました

四季折々の自然の変化を楽しむ感性

会話において空気を読み取とろうとする感性

木々、花々、小石・・・あらゆる自然に普遍性を感じる感性


目に見えないものに価値を見出す

そんな繊細な日本人の美意識をベースに置いて、

JULICAは展開していきたいと思っています




毎朝 目が覚めて、カーテンを開けて、美しい青空とまばゆい太陽の光に包まれたとき、

その日も目覚めが与えられていることに感謝できますように


その日 何を身につけるかを考えるときに、

JULICAも衣服同様 コーディネートの一部となって、ときめきながら手に取り、身につけ、

笑顔で1日をスタートできますように



2015年も みなさまにとって素晴らしい年となりますように♡♡♡♡♡






ゆり香